担保名目でクレジットカードを詐取

融資を申し込んできた女性に、担保名目でクレジットカードを送らせて詐取したとして、警視庁と岡山県警は詐欺グループの男女7人を詐欺の疑いで逮捕した、と26日発表した。グループはカードで電化製品を購入し、転売して利益を得ていたという。融資をかたった詐欺は保証金を振り込ませる手口が主流で、同庁は新手のグループとみて警戒を強めている。捜査2課によると、逮捕されたのは、さいたま市浦和区北浦和1丁目、無職(28)ら。容疑者らは「キューブ」「ポケットサポート」という架空の金融会社名で融資募集の電子メールを不特定多数の人に送り付け、申し込んできた静岡県の女性(29)に「口座から引き落としができなかった時の担保としてクレジットカードを送ってください」と偽り、8月上旬、カード2枚を宅配便で送らせてだまし取った疑いがある。 送り先に都内の私書箱を指定し、バイク便でカードを回収していた。カードでパソコンやゲーム機を購入し、古物商に購入価格の6〜7割で転売していたという。同課によると、同様の手口は宮城、千葉、神奈川、愛知、大阪、岡山、福岡などで約30人の被害が確認されているという。(2009年10月27日asahi.com)

少し冷静に考えれば、いかに担保名目であっても、カードを他人に渡してしまえばこのような結果になることが予想がつくのではないでしょうか。しかも、カード会社が、利用者に過失があったと決定してカード被害の補償を拒否する事も考えられます。
資金繰りに困って、どうしても融資を受けたいお気持ちもわかりますが、そういった大変なときこそ冷静に物事を判断する必要があることを銘じていただければと思います。