棟居刑事シリーズ「花の狩人」

棟居刑事シリーズの再放送をたまたま見ました。

  • あらすじ 料亭の仲居・浅羽里子(片岡礼子)が自宅で刺殺された。警視庁捜査一課の棟居刑事(中村雅俊)は瀬川明美雛形あきこ)とコンビを組んで捜査に当たることになった。現場で発見された勢家物産の社章が、社長室長の勢家陽一(羽場裕一)のものと判明、また里子の私物から陽一の妻・美奈子(原久美子)と里子が高校の同級生であったことが判明した。明美は陽一に嫌疑を掛けるが、第一発見者である里子の婚約者・諸橋謙治(小沢和義)が傷害の現行犯で逮捕され、取調べ中に里子殺しを自白してしまう。
  • 感想 棟居刑事は、犯人の動機や事件後の行動などから論理的に犯人を絞り込み、亡妻の妹本宮桐子(床嶋佳子)との会話の中から、真犯人のヒントを見つけます。一方、被疑者の自白を重視する捜査手法は冤罪を生みかねないことから疑問視されているにもかかわらず、劇中では自白を重視する捜査手法が罷り通っています。取調可視化の重要性が浮き彫りになっています。

棟居刑事の一千万人の完全犯罪 (ノン・ノベル 857)

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