同意なしの証拠を誤って朗読

19日に東京地裁で開かれた裁判員裁判の証拠説明で、検察側が被害者の妻の供述調書を朗読した際、弁護側が同意していない部分を誤って読むミスがあった。弁護側の指摘を受け、山口裕之裁判長が該当部分を証拠から排除した。東京地検は「起訴事実にかかわる証拠ではなく、公判に大きな影響を与えるものではないが、誠に遺憾で再発防止に努めたい」としている。誤って朗読されたのは、妻の供述調書のうち、殺害された夫の借金に触れた部分。山口裁判長は法廷で、裁判員に対し、「被害者の借金部分は頭の中から外すようにしてください」と述べた。(2010年4月20日読売新聞)

うっかりしたのでしょうか、緊張したのでしょうか。ミスを避けるためには、不同意部分をしっかり塗りつぶすとか、はっきりと読めなくするくらいやっておいても良いのではないでしょうか。
裁判員裁判が始まって、当面は注目を受けるでしょうから、検察官は気が抜けません。

刑事訴訟法

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