家庭でも肉は加熱を

全国焼肉協会(東京都)や県内の複数の焼き肉店は、加熱用の牛肉をユッケなど生肉のままで提供することは「業界の慣習だった」と証言する。同協会は「生食の危険性は認識しており、協会としては提供しないよう呼びかけていた。しかし、焼き肉店としては客のニーズがあるのでやめられない」と、業界全体で問題を把握しながら目をつぶってきたことを明かす。(2011年5月3日読売新聞)

ユッケなどにて肉を生肉のままで食べると、肉が大腸菌などに汚染されている場合には、食中毒の恐れが否定できません。そういった事実があるので、生食用食肉の衛生基準が厳しく定められ、生食用としての認可が難しい状況にあります。したがって、ユッケなどに提供される肉は、安全基準が遵守されずに、加熱用食肉が飲食店の自主判断で生のまま提供されることになります。
そういった事実を踏まえて、肉の食中毒を避けるためには、加熱するのが一番です。家庭でも、焼肉店でも、生のユッケは食べないにこしたことはありません。