定額給付金

一言だけ。
定額給付金をめぐっては、各地で批判が沸騰していますが、今回の定額給付金の趣旨は、(1)生活支援と(2)消費刺激による景気対策とのことである。であれば、その政策趣旨自体が批判されるか、政策趣旨は評価するがその趣旨としての対策が不十分である事を批判するのであれば理解できるとしても、現下の世論の批判は論点を取り違えた的外れなものが多く、どうも議論がかみ合っていないように思われる。
私見では、政策趣旨自体は評価できるものの、その趣旨を実現する方法としては十分な対策ではなく、もう少し工夫の余地がある政策と思われます。かといって、予算との兼ね合いもあるので、今回の2兆円規模は第一弾と位置づけて、まず実行してみて、不足する部分については来年度予算やその後の補正予算などで、第二弾、第三弾の政策を検討していけばよいのではないかと考えます。
立法当事者と、実施主体の行政とで建設的にお知恵を出し合って、前に進めて頂くことを希望します。