政治

集団的自衛権に関する一考察(2)

集団的自衛権を含めて、安保法案と言われている法案は、新しく制定する国際平和支援法と、10本の改正法案を一括して、「平和安全法制整備法」との名称で国会で審議されています。 安保法案の中身を整理しておこうと思いましたが、全部で11も法案があるの…

集団的自衛権に関する一考察

先日、弁護士会の研究会で、水島朝穂早大教授の講義を聞いてきましたので、整理しておきます。 まず、議論の前提となる我が国の統治の機構は、(1)三権分立制(2)立法権は国会(3)違憲審査権は、最高裁判所および下級裁判所の権限(4)違憲審査は、抽…

再任の自見金融相、円滑化法再延長に含み

自見金融相は2日の記者会見で「資金繰りの現状を見ながら総合的に判断したい」と述べ、中小企業金融円滑化法の再延長に含みを持たせた。ただ、金融界では同法への異論もくすぶっている。(2011/9/3日経新聞) 金融相再任により、中小企業金融の円滑化を柱に…

復興対策担当相に松本大臣

菅直人首相は24日、同日施行された東日本大震災復興基本法に基づいて新設する復興対策担当相に松本龍防災担当相の起用を決めた。27日に正式に任命する。松本氏は政府の緊急災害対策本部副本部長として被災者の生活支援に当たっており、適任と判断した。松本…

被災者の方向けハンドブック

http://www.kantei.go.jp/saigai/handbook/に、被災された皆さまの生活再建や事業再建に向けた様々な政策がより充実・強化されました。これら政策を分かりやすく解説しています。というハンドブックがアップされました。さて、どうやって、お手元に届けまし…

二重ローン問題は政治的解決に期待します

東日本大震災で、住宅や事業用資産を失い、生活再建のために新たにローンが必要な方の二重ローン問題は、借入人・金融機関当事者では到底解決できない問題です。是非、措置法の立法など政治的解決に期待します。 5月11日には、衆議院法務委員会で、大口議員…

河村たかし名古屋市長、減税を提案する

減税政策と政治家 私は、政治家になってからずっと減税を唱えている。衆議院議員では消費税の1%減税、市長になってからは、市民税の1割削減を訴えてきたが、名古屋市では、減税条例案が議会で否決されてしまった。税を徴収する側は権力。権力は放っておく…

法人課税の5%引き下げの波紋

法人課税の引き下げ幅が5%で事実上決まったことを受け、財源の手当てが残る焦点になる。経済産業省は13日、従来提示していた約5300億円の財源から1000億円以上積み増し、6500億円程度を確保したと発表。同省は財源を巡る議論はこれで終結したとしている。…

参院問責決議連発

仙石官房長官、馬渕国交相についで、国家公安委員長の問責が検討されています。 そんな誰彼問わず、問責すれば良いものではないとの先入観で仔細を見てみれば、それぞれ問責に値するような重要な失態と言えそうで、問責されるのは致し方ないようすです。 野…

住んでみたい街2010年

新築マンションポータルサイトのMAJOR7がこのほど実施した住んでみたい街アンケート結果が発表されました。 首都圏のランキングは、昨年に引き続き3年連続で「吉祥寺」がトップとなりました。2位は「自由が丘」、3位は「横浜」でした。7位の「鎌倉」までは、…

閉会中審査

国会は会期が終了すると閉会になりますが、各議院の常任委員会と特別委員会は、その議院の議決があれば閉会中でも審査を行うことができます。この議決によって、各議院の委員会は、閉会中も審査・調査をおこなっています。 今日現在、国会は閉会中ですが、円…

国会議員歳費を自主返納で合意

先の参院選で初当選した議員が七月分の国会議員歳費の一部を自主返納する議員歳費旅費手当法改正案は、四日昼の衆院本会議で全会一致で可決、参院に送付された。六日の参院本会議で可決・成立する運び。歳費を日割りする抜本的な制度改正は、秋の臨時国会で…

リアル社会も白戸次郎も選挙終わる

ソフトバンク携帯のブランドキャラクター、白戸(しらと)家のお父さん、白戸次郎が11日、“当選”を果たした。選挙CMシリーズで、日本に「ただともの国」を作ると決意し、選挙活動を続けていた。この日午後8時過ぎに新CMがオンエアされ、“当選”を報告…

参院選が公示、7月11日投開票

政権選択選挙第二段、参院選が二十四日に公示されます。 参議院といえども、与党が過半数を割れば、政策運営に少なからず影響がありますから、衆院と同様に重要です。「政治とカネ」に振り回された今国会でしたが、逆に、選挙戦を通じて「国家戦略」「税財政…

木を見る政治家、森を見る国民

いよいよ参院選スタートしました。消費税は争点になるのか否か、国家戦略はどうなるなど、争点はいろいろありますが、木を見る政治家は要りません。 政府の行政刷新会議は、先月行った公益法人の事業仕分けの結果を参考に、今後、国が所管するすべての公益法…

どうなる中小企業等金融円滑化法?

亀井静香前金融・郵政改革担当相は14日の退任会見で、在職中に成立させた中小企業等金融円滑化法について、「法律の趣旨を解釈して、社会的責任を果たそうとする銀行もかなり出てきている」と述べ、成果を強調した。 同法は金融機関に対し、中小企業や個人…

日本には珍しい法律家の首相

米国では、現大統領、副大統領、ファーストレディー、国務長官はみな法律家だ。実際、議員の40%以上が法律の学位を取得している。そしてついに日本でも、法律畑出身の同士が政権のトップに立った。菅直人首相は戦後の日本で首相になった初の「弁理士」だ。(…

国家戦略・産業構造ビジョン

新内閣が発足して、国家戦略担当大臣も交代といったところですが、しかしながら、大臣が個人的な問題でいきなり注目を浴びています。この分では、国家戦略の公表はいつ頃になるのでしょうか? 国家戦略の内容がどんな内容になるかについては、6月1日に経産…

公益法人による独占事業

運転免許証の更新に行ってきました。ゴールド免許にて更新する免許の者で高齢者以外の者は、近年の道交法改正のポイントなどを約30分間お聞きして、教則本を3冊貰って、免許更新時の講習は終了します。 先の事業仕分けで、公益法人による独占事業として、…

公益法人の事業仕分け?

「事業仕分け第2弾」の後半日程が、20日から土、日曜日を除く4日間の日程で始まる。対象は67の公益法人、3特別民間法人の82事業で、国の業務を受託しているものなどが選ばれた。初日は全日本交通安全協会(警察庁所管)の「運転免許の更新時講習」…

電波利用料

電波は現在、総務省が書類や聞き取りに基づいて事業者に割り当てる方式を採っている。電波利用料は3年ごとの見直しが法律で定められており、総務省は今月、2011年度以降の利用料のあり方を検討する専門調査会を立ち上げて競売方式の是非も含め議論を始…

政治とカネ

先の党首討論でも議題になりましたが、国民が納得する答弁ではなかったように見受けられました。 多額の献金をする当事者は見返り求めたいのですから、そういった不公正な事態を避けるためには、多数の献金者から小額の献金を募ること、個人・法人いずれにせ…

大塚耕平副大臣法人税率30%以下に

大塚耕平・内閣府副大臣は21日、テレビ朝日の番組で、国際的に高い法人税率について「(実効税率は)少なくとも30%を切るところまで持っていかないといけない」と述べ、大幅な税率引き下げが必要だとの認識を示した。引き下げの時期については、「なる…

確定申告鳩山首相「税金払って」

鳩山由紀夫首相は15日、首相官邸で記者団に、16日から始まる所得税の確定申告期間を控えて「国民には当然税金を払っていただき、国民の暮らしを守る政治を作り上げていく」と指摘した。(2010年2月15日毎日新聞) はい、はい。「当然払え」と言われるのは…

中小企業向け緊急保証

経済産業省は5日、中小企業向けの緊急保証制度で、15日から新たに対象となる業種を発表した。鉄道や医療などを追加し、全業種の88%にあたる1118業種で利用できるようにする。政府系金融機関による設備投資資金向けの貸付金利も15日から引き下げ、企業の設…

「朝三暮四」と「朝令暮改」

YAHOO辞書(大辞泉)で。 【朝三暮四】《中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、朝に四つ、暮れに三つやると言うと、たいそう喜んだという「荘子」斉物論などに見える故…

陳情は幹事長室が一元処理

民主党は2日午後の役員会で、党や所属議員に対する自治体や各種団体からの陳情を幹事長室で一元的に取りまとめ、優先順位を付けた上で各府省の政務三役(閣僚、副大臣、政務官)に取り次ぐ新ルールを決めた。小沢一郎幹事長は終了後の記者会見で、その狙い…

自民崩壊の300日

政権交代の一年。その前年度からの動きを読売新聞の記事を元に構成して有ります。 折りしも、民主政権となって100日。自民崩壊の300日を振り返るのに丁度よいタイミングでしょう。 自民崩壊の300日作者: 読売新聞政治部出版社/メーカー: 新潮社発売日:…

西富久地区市街地再開発組合の設立認可

東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、西富久地区市街地再開発組合の設立を認可しました。 組合設立認可により法人格を得て、市街地再開発事業の施行者となります。 今後の予定は 権利変換計画認可 平成22年8月 工事着手 平成22年12…

共産党「何でも反対」決別宣言

「揚げ足取り、何でも反対という立場ではない。今までとはスタンスが違うんです」。共産党の志位和夫委員長は29日、衆院代表質問後の記者会見で「揚げ足取り」からの決別を宣言した。 志位氏は代表質問で政権交代が実現したことを「日本の政治にとって前向…