経済

診療報酬ファンド破たん

医療機関の診療報酬請求権を基に、資産運用のための債券(レセプト債)を発行しているファンド3社と運用会社1社が破綻し、顧客への配当が止まったことがわかった。 3社の発行債券の残高は約227億円に上るが、数千人の顧客が償還を受けられない可能性が…

食品表示法が施行

食品の栄養成分や賞味期限などといった表示は、これまで食品衛生法など3つの法律でバラバラに定められていましたが、これらを一括して定める食品表示法が1日に施行されました。この法律では、これまで事業者に表示の判断が任されていたカロリーやたんぱく…

産業用ガスの製造業者及び販売業者に排除措置命令

平成23年5月26日に、公正取引委員会は,産業用ガスの製造業者及び販売業者に対し,独占禁止法第3条(不当な取引制限の禁止)の規定に違反する行為を行っていたとして,同法第7条第2項の規定に基づく排除措置命令及び同法第7条の2第1項の規定に基…

円相場最高値16年ぶりに更新

16日のニューヨーク外国為替市場で円相場が一時1ドル=76円台前半まで急伸し、1995年4月に付けた最高値(79円75銭)を16年ぶりに更新した。東日本を襲った巨大地震と福島原子力発電所の事故を受けて国内の機関投資家などがリスク投資に慎重になり、海外の…

NECキャピタル、電子手形買取りに参入

大手リース会社のNECキャピタルソリューションは3月中にも、電子手形(電子記録債権)を企業から買い取る事業に参入する。電子手形の買い取りはリース業界で初めて。企業間取引の新たな決済手段として電子手形の活用が広がりつつあり、既存顧客の資金ニ…

日本マクドナルド売上高最高更新

日本マクドナルドホールディングスが3日発表した2010年12月期連結決算は、フランチャイズを含めた全店の売上高が前期比2・0%増の5427億円と7年連続で増収となり、1971年の創業以来の最高を更新した。営業利益は16・1%増の281億円…

3メガ2010年第3四半期決算は?

三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、三井住友FG、みずほFGの2010年4〜12月期決算は連結純利益が合計で1兆4889億円となり、前年同期の2.5倍になった。ただ10〜12月期に限れば長期金利が上昇(債券相場は下落)したことで債券売買を中心とする…

新日鉄と住金合併へ

鉄鋼メーカー国内最大手の新日本製鉄と同3位の住友金属工業は3日、2012年10月をめどに合併すると発表した。合併後は、粗鋼生産量でアルセロール・ミッタル(ルクセンブルク)に次ぐ世界第2位、アジア最大の巨大鉄鋼メーカーが誕生することになる。…

首都圏のマンション発売戸数

不動産経済研究所が19日発表した2010年の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)のマンション発売戸数は、前年比22%増の4万4535戸となり、6年ぶりに増えた。ただ、過去最多の00年(9万5635戸)と比べると、半分以下の水準にとどまってい…

為替デリバティブ損失の中小企業に融資

三菱東京UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクは、為替デリバティブ(金融派生商品)で多額の損失を抱えた中小企業の資金繰り融資に乗り出す。金融庁の行政指導を受けた措置で、毎期計上する損失の穴埋め資金や、取引の途中解約の違約金に充てる資金を融…

中国人向け個人観光ビザさらに緩和へ

政府は中国人向け個人観光ビザ(査証)の発行要件を来夏にも追加緩和する方向で検討に入った。今年7月の大幅緩和以降、中国からの観光客が急増した一方、懸念していた不法滞在者は増加していないとして、一段の緩和余地があると判断した。中国で拡大する中…

全国119行の2010年9月中間決算は数字の上では・・・

全国銀行協会は28日、大手銀行や地方銀行など全国119行の2010年9月中間決算(単体ベース)の集計を発表した。企業業績が好調で取引先倒産による貸し倒れが減ったことなどから、中間純利益の総額が前年同期比87.5%増の1兆6284億円となり…

旧住専の2次損失、誰が負担

経営破綻(はたん)した旧住宅金融専門会社(住専)から、整理回収機構(RCC)が買い取った債権の処理にからみ、回収の過程で生じた追加(2次)損失をどう処理するかの議論が大詰めを迎えている。地価下落で損失は1兆2千億円規模に膨らみ、そのうち最…

為替デリバティブ評価損・解約損

ニトリHD(9843)が21日発表した2010年3〜11月期の連結決算は経常利益が前年同期比5%増の387億円だった。為替のデリバティブ(金融派生商品)取引で16億円の評価損を営業外費用に計上したため、10%増だった営業利益段階よりも増益率が縮小した。売上高は…

デリバティブの損失で倒産

為替変動によるリスクを避けるための金融商品「デリバティブ」を銀行から購入した中小企業が、急激な円高でかえってその取引による損失が生じ、倒産に至ったケースが相次いでいる。「融資とセットで購入させられた」など、銀行に対する企業側の不満は強く、…

業績好調につき債務削減

インキ最大手のDICは、2011年3月期の有利子負債削減額を上積みし、前期末比377億円減の3400億円(リース債務含む)まで減らす計画だ。削減額の上積みは今期2回目で、従来計画より200億円削減額を増やした。期初の想定よりも業績が好調に推移しているた…

3メガバンクが系列を超えて一つの再生ファンドに参加

三菱東京UFJ、三井住友、日本政策投資の3銀行などが設立したファンドに、みずほコーポレート銀行(CB)、独大手銀のドイツ銀行が加わり、企業再生に乗り出すことが16日明らかになった。3メガバンクが系列を超えて一つの再生ファンドに参加するのは…

産業革新機構創薬ベンチャーに初めて出資

官民共同投資ファンドの産業革新機構が、新薬の開発に取り組む創薬ベンチャー企業に初めて出資することが31日わかった。出資額は最大50億円で、臨床試験の費用を支援する。新薬開発などバイオ分野では、新興企業が世界に通じる先端技術を持ちながら、資…

上手に住宅ローン借換えを

金利自体の低下に加え、金融機関の顧客獲得競争の激化によって「優遇金利」などの名称で知られる金利の引き下げ幅が拡大したことも、借り換え環境を改善している。現在の引き下げ幅は1〜2%程度。この結果、借入金利が1%を下回る商品も現れている。(2010…

信金中央金庫中小企業の海外進出支援

全国272の信用金庫の中央機関である信金中央金庫(本店・東京)は、タイや中国などの大手銀行と業務提携し、アジアを中心に海外銀行とのネットワークをつくる方針を決めた。海外銀行との提携は初めて。信金が取引している中小企業が海外進出する時、提携…

浜矩子教授のノックアウト勝ち

10月17日のNHK日曜討論は、「海江田大臣に問う どうする円高・経済対策」と題して、政治は何をすべきかを海江田経済財政担当大臣に大田弘子(政策研究大学院大学副学長)、野口悠紀雄(早稲田大学大学院教授)そして浜矩子(同志社大学大学院教授)ら4人の…

事業再生ファンド

三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、日本政策投資銀行は9月末にも共同で事業再生・再編ファンドを設立する。三菱商事が当初から参加するほか、他の機関投資家も募り、投資規模は最大1000億円を目指す。メガバンクがそれぞれの取引先企業を仲介し、事業再編…

排出枠「都内中小クレジット」

大和ハウス工業は東京都が認定する温暖化ガスの排出枠「都内中小クレジット」の第1号を23日に申請する。同社が納入する省エネ照明などの効果で削減できるガス量について都から認定を受け、排出量取引市場で売却できるようにする。大和ハウスは省エネ設備の…

私募不動産ファンド運用資産拡大

国内外の年金基金などから資金を集める私募の不動産ファンドの運用資産が拡大している。住信基礎研究所が半期ごとに実施している調査によると、6月末の運用残高は約15兆円となり、過去最高を更新した。昨年12月末に比べて8%増え、2期ぶりの増加となった…

住信と中央三井経営統合で合意

中央三井トラスト・ホールディングスの田辺和夫社長は24日、住友信託銀行との経営統合に関する記者会見で公的資金について「なるべく早く返済したい」と述べた。2011年4月の経営統合前の返済を目指す。株価が400円(24日終値312円)を上回らないと国側に損…

テレビ東京系「カンブリア宮殿」地方スーパーマーケット

テレビ東京系「カンブリア宮殿」を見ました。地元客に評判のスーパーがテーマ。首都圏では埼玉の「ヤオコー」がクローズアップ。 埼玉の雄「ヤオコー」 〜「個店経営」で驚異の21期連続増収増益〜 埼玉県を中心に関東地方に106店舗展開する中堅スーパー「…

『ガイアの夜明け』 最先端の養殖技術

テレビ東京系『ガイアの夜明け』。先週は、日本人が大好物のマグロが題材。特に最高級品「クロマグロ」は、国内消費の4割を地中海産の養殖に頼るが、規制により漁獲枠は削減されつつあります。実際、養殖クロマグロは品薄状態とのことです。そうした国際的…

銀行系ファンドの株式保有

静岡銀行の関連会社、静銀経営コンサルティング(静岡市、鈴木庸夫社長)と静岡キャピタル(同、水谷林蔵社長)は共同で中小企業の事業承継支援に乗り出す。ベンチャー(VB)育成ファンドを使い、株式の一時保有に応じるという珍しい手法を導入。後継者が…

「フィット」のハイブリッド車

ホンダが10月に発売する小型車「フィット」のハイブリッド車の価格を159万円程度にする方針を固めたことが7日、分かった。昨年2月に売り出したハイブリッド車「インサイト」の189万円(最安値モデル)から約30万円引き下げ、国内で最も安いハイ…

都心近郊では住宅地値上がり

都心近郊で一戸建て用の住宅地が値上がりしている。不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)がまとめた2010年1〜6月の3.3平方メートル当たりの住宅地価格は73万円で、09年(1〜12月)に比べて8%上昇した。最寄り駅別では首都圏400駅のうち73%の駅…