排出枠「都内中小クレジット」
大和ハウス工業は東京都が認定する温暖化ガスの排出枠「都内中小クレジット」の第1号を23日に申請する。同社が納入する省エネ照明などの効果で削減できるガス量について都から認定を受け、排出量取引市場で売却できるようにする。大和ハウスは省エネ設備の導入から排出量取引までを一貫して請け負い、2014年までに都内の中小事業所から約300件の受託を目指す。(2010/8/22日経新聞)
都は環境確保条例により、4月から大規模事業所に温暖化ガスの排出削減を義務付けました。一方削減義務のない中小のビルや工場が減らした温暖化ガスを排出枠として認定し、認定された中小企業各社が当クレジットを取得し、「排出権取引市場」を通じ、購入希望企業へ売却するもの。クレジット売買を行うことで、国や東京都が定めた排出量削減目標を大規模事業所が達成することとなります。
関係者が期待するほどの勢いで、市場が拡大するかはわかりませんが、排出権市場の黎明として注目したいと思います。
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