円相場最高値16年ぶりに更新

16日のニューヨーク外国為替市場で円相場が一時1ドル=76円台前半まで急伸し、1995年4月に付けた最高値(79円75銭)を16年ぶりに更新した。東日本を襲った巨大地震と福島原子力発電所の事故を受けて国内の機関投資家などがリスク投資に慎重になり、海外の投資資金を国内に戻すとの思惑から円が買われている。(2011/3/17日経新聞

円高が急激に進んだ背景は、地震および原発危機を背景とした「有事の円買い」傾向に、日本の企業や投資家が海外の資産を売って国内に戻すとの思惑が働いているようです。
確かに、円高により石油などの輸入、海外資産の売却に有利にはなりますが、急激な円高は国内経済へのマイナスの影響も大きくなります。

また、為替デリバティブ取引を組み込んでいる企業にとって、評価損・解約損が大きくなったのではないでしょうか。
為替リバティブへの対処については、本ブログ

http://d.hatena.ne.jp/n1516e/20101227/1293406352

などをご参照して、参考になさってください。