銀行系ファンドの株式保有

静岡銀行の関連会社、静銀経営コンサルティング静岡市、鈴木庸夫社長)と静岡キャピタル(同、水谷林蔵社長)は共同で中小企業の事業承継支援に乗り出す。ベンチャー(VB)育成ファンドを使い、株式の一時保有に応じるという珍しい手法を導入。後継者が育つまでの経営を安定させたり、敵対的な買収から守ったりすることが可能になる。地場産業の振興・発展につなげる。(2010/8/21日経新聞

銀行は銀行法により、一般事業会社の株式保有が制限されています。銀行単体は5%超、銀行グループ全体で15%超の議決権保有が禁止されます。
取引先支援のための出資であっても、その株式保有制限に服することになりますから、議決権のない株式とするか、議決権のない組合への出資を経由するなどの仕組みが必要になります。
記事の銀行も、これらの手法により、投資が可能です。地場産業の振興・発展が図られると良いですね。