NECキャピタル、電子手形買取りに参入

大手リース会社のNECキャピタルソリューションは3月中にも、電子手形電子記録債権)を企業から買い取る事業に参入する。電子手形の買い取りはリース業界で初めて。企業間取引の新たな決済手段として電子手形の活用が広がりつつあり、既存顧客の資金ニーズに対応し、新規顧客開拓にもつなげる。(2011/3/3 日経新聞

 
電子手形を利用することにより、紙の手形と同様に、取引先や金融機関との間で資金決済や信用取引を行うことができます。2008年に施行された電子記録債権法に拠ります。三井住友銀行、みずほ銀、東京三菱銀系の決済機関のほか全銀協にて決済機関の準備中です。
NECキャピタルは、従来の手形の資金調達の機能に着目して、まずNECのグループ企業が納品業者などに支払う売掛債権などを、電子手形化し、NECキャピタルを通じて電子債権記録のサーバーに登録します。そして、納品業者の資金需要に応じて、NECキャピタルが電子手形を買取り資金化できるようにするようです。

電子記録債権法の理論と実務 (別冊金融・商事判例)

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最新金融取引と電子記録債権の法務

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