私募不動産ファンド運用資産拡大

国内外の年金基金などから資金を集める私募の不動産ファンドの運用資産が拡大している。住信基礎研究所が半期ごとに実施している調査によると、6月末の運用残高は約15兆円となり、過去最高を更新した。昨年12月末に比べて8%増え、2期ぶりの増加となった。資金調達環境が改善したため、外資系運用会社などが市況の底入れを見越し、新規ファンドの組成や物件の取得に動き出している。(2010/8/21日本経済新聞)

住信基礎研究所の分析では、外資系運用会社などが市況の底入れを見越し、新規ファンドの組成や物件の取得に動いていること、銀行からの借り入れも伸びていることがあげられています。なるほど、春先からキャップレートがそろそろ投資に見合う水準との話を聞きましたが、早速投資拡大実績となっているようです。
とはいえ、オフィスに限れば、不動産賃貸はまだまだ軟調が続きそうなので、どんなファンドもOKではなくて、物件間の優劣の目利きが重要となりそうです。

不動産投資×証券投資 最強のハイブリッド投資術

不動産投資×証券投資 最強のハイブリッド投資術