木を見る政治家、森を見る国民

いよいよ参院選スタートしました。消費税は争点になるのか否か、国家戦略はどうなるなど、争点はいろいろありますが、木を見る政治家は要りません。

政府の行政刷新会議は、先月行った公益法人事業仕分けの結果を参考に、今後、国が所管するすべての公益法人を対象に、必要のない広報事業の廃止や、不要な資産の国への移管といった見直しを徹底的に進めるとした基本方針をまとめました。(2010年6月15日NHKHP)

事業仕分けの結果を参考に、国が所管するすべての公益法人の事業の廃止を含めた見直しを実施するのは大変結構なことと認識します。
しかし、細々とした実績を出されても、先の国会終盤で野党からの質問にもありましたが、パフォーマンスの域を出ないのではないでしょうか。
本来、政治家には「国家戦略」「新産業育成」「税制抜本改正」「社会福祉政策見直し」と言った、大局的な事業を実施頂いて、細かな作業は、現場の担当者に行って頂くべきことと認識しております。期待するものは、政治家が森を俯瞰して、木しか見ていない国民をより良い生活に導いていただくことを期待しております。しかしながら国民も、今は、森を見ております。
木を見る政治家、森を見る国民ではあべこべです。