日本には珍しい法律家の首相

米国では、現大統領、副大統領、ファーストレディー国務長官はみな法律家だ。実際、議員の40%以上が法律の学位を取得している。そしてついに日本でも、法律畑出身の同士が政権のトップに立った。菅直人首相は戦後の日本で首相になった初の「弁理士」だ。(2010年 6月 11日 WSJ)

日本は世襲議員が多いこともあって、米国の政治家とは属性が異なっています。菅首相は、久しぶりの世襲では無い政治家と聞きます。「法律家」である政治家も増えており、仙石官房長官、枝野幹事長や、野党でも自民、公明、社民など主要政党の代表が弁護士出身であります。私の年代でも、弁護士、会計士、あるいは米国MBACPAの資格をお持ちの国会議員が増えております。
来月の参院選でも多くの新人候補者らが選挙に挑みますが、法律家らしい視点、世襲の縛りの無い発想、そして在野で培った国民目線での政策提言を期待したいと思います。