「朝三暮四」と「朝令暮改」

YAHOO辞書(大辞泉)で。
【朝三暮四】《中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、朝に四つ、暮れに三つやると言うと、たいそう喜んだという「荘子」斉物論などに見える故事から》 目先の違いに気をとられて、実際は同じであるのに気がつかないこと。また、うまい言葉や方法で人をだますこと。朝四暮三。

朝令暮改】朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと。朝改暮変。

「朝三暮四」は巧みに人をだます意味であるのに対して、「朝令暮改」は、命令をすぐ改めると言う意味ですが、「騙す」意味まではありません。「朝三暮四」と「朝令暮改」どちらも、マイナスの印象のある四字熟語ですね。