復興対策担当相に松本大臣

 

菅直人首相は24日、同日施行された東日本大震災復興基本法に基づいて新設する復興対策担当相に松本龍防災担当相の起用を決めた。27日に正式に任命する。松本氏は政府の緊急災害対策本部副本部長として被災者の生活支援に当たっており、適任と判断した。松本氏は防災相を引き続き兼ねるが、環境相の兼務は解く。復興対策本部の事務局長には元国土交通次官の峰久幸義氏(62)が有力となった。(2011/6/24 日経新聞

復興対策担当相に松本防災相が任命されました。「復旧」が震災前の状況に復すること、「復興」は震災前の状況に関わらず新たに産業・文化などを興すことと区分した場合に、震災から、100日以上が経過してみて、現在は「復旧」から「復興」へと軸足が移りつつあり、ますます政治の役割への期待が高まってきているように思われます。
日弁連が実施しております「東日本震災電話相談」で、先日当番を担当した際のご相談も、被災による被害の相談より、今後の暮らしについてのアドバイスを求める相談が中心になっているように感じました。

そういう意味で、復興対策担当相には、長期的展望に立って、産業・生活そして文化復興のための政策を実現していただきたいと念願します。