本の紹介

本の紹介 土佐堀川

NHKテレビ小説「あさが来た」の実在のモデル平岡浅子について、史実を元に書かれた小説です。 実際に、主人公が福沢諭吉や大隈重信や伊藤博文にお会いしたのか、実際に会った際にどのようなやり取りがあったかは定かではありませんが、なかなかお会いできな…

本の紹介 これならわかるコーポレートガバナンスの教科書

松田先生は、元長銀の女性総合職行員で、長銀退職後は外資系格付会社や投資会社などに勤務され、現在は首都大学の教授を務める傍ら、上場企業の社外役員を歴任されています。したがって、理論と実務経験の両面をお持ちな類稀な方です。 本書は、コーポレート…

本の紹介 90分で納得!!ストーリーでわかる相続A to Z

本の紹介です。 あさひ法律事務所所属の弁護士の皆さんが「90分で納得!!ストーリーでわかる相続A to Z」と言う本を経済法令研究会より出版されました。 突然「子ども」と称する人が現れたら?生命保険や税金はどうなる?など、実務でも、稀な事例も網羅し…

小説で読む刑事訴訟法、増刷になりました!

一昨年、書いた本ですが、なんと2度目の増刷が決まりました。これから刑事訴訟法を学ぶ、大学生、法科大学院生を対象に、刑事訴訟法の仕組み(捜査・公訴・公判・証拠法)について、新人弁護士が刑事事件や裁判実務で活躍する姿を通して、楽しみながら刑事訴訟…

不格好経営

必要があって、起業に関する書籍をいくつか拝読しました。 マッキンゼーのコンサルタントから、起業家へと転じ、DeNAの経営者となった筆者の実話に基づく本書は大変読み応えがあります。表紙の「帯」は、いつも買ってすぐに外して捨てるのですが、南場社長の…

デリバティブがわかる (日経文庫)

デリバティブがわかる (日経文庫) 可児 滋 (著), 雪上 俊明 (著) 拝読しました。金融の専門家でない方にもわかるように平易な表現で書かれておりますので、デリバティブを理解する目的の読者にはピッタリです。 また、リスク管理の章は、実務家が執筆を担当…

金融・商事判例別冊企業不祥事判例にみる役員の責任

金融・商事判例別冊として、「企業不祥事判例にみる役員の責任」が出版されました。 昨今、企業不祥事が相次ぐ中で、企業のコンプライアンス・ガバナンスが企業の信用維持・業績向上にも大きく影響することから、本書は、企業不祥事のなかで取締役等の責任が…

破綻する法科大学院と弁護士。そんな中でも弁護士になった菊間さん。

合格率が年々低下する司法試験、それでも合格者実数の増加で懸念される法曹の質の低下、そして弁護士の就職難。 『法律新聞』元編集長が、弁護士業界について、現状をリポートしています。 破綻する法科大学院と弁護士―弁護士観察日記〈PART2〉 (弁護士観察…

法律のひろば別冊実務判例精選が発刊

ぎょうせいより、法律のひろば別冊実務判例精選が発刊になりました。当職が所属する東京弁護士会金融取引法部が執筆を担当しました。過去の震災と復興をめぐる判例に、詳細な評釈を付した「震災判例集」として実務的な内容になります。今後の実務において是…

ジョン・グリシャム少年弁護士セオの事件簿

ジョン・グリシャムの児童書シリーズ。ジュニア向けのサスペンスです。主人公を弁護士志望の13歳の少年セオに設定。少年目線で物語が展開しますから、ジュニアでも理解の出来る内容です。翻訳は「黒魔女さん」の石崎洋司氏で、読みやすいタッチでした。 我が…

ちはやふる

昨年は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。時候柄の「かるた」の話です。 百人一首を取る競技カルタを題材にしたコミック「ちはやふる」が、TVアニメとして放映中です。カルタのクイーンを目指して一生懸命奮闘する千早を見ている…

小説企業内弁護士

本年9月に法学書院より出版いただきました拙著「小説企業内弁護士」。おかげさまで楽しんでいただいています。 主たるテーマである企業内弁護士がどのような活躍をしているかをご理解いただくことに加え、実務家の方々からは、金融法務のハンドブックとして…

萌えて覚える憲法学の基本

出版社の方と打ち合わせをしていて、「読みやすい本」「覚えやすい内容」の本の例として、この本を教えていただきました。 芦部先生の基本書などと普通に並んで売られているそうです。 さて、その内容は、 10人のイラストレーターが描いた渾身の美麗イラスト…

金融法務事情6月10日号

金融法務事情2011年6月10日号(1923号)に、[第2回]東日本大震災への関係機関の対応・活動状況が記載されております。 法律相談などを担当する身としては、便利な事典代わりに活用できそうな記事です。 ちなみに、署名記事ではありませんが私の寄稿も同号…

「11文字の殺人」東野圭吾

あらすじ 女流推理作家・結城梨花子(永作博美)は、『廻りの森』という小説で文学賞を受賞し人気作家となったものの3年前からまったく作品を書けずにいた。そんなとき、恋人の川津雅之(長谷川朝晴)が亡くなった。川津は殺された?のではと思い、死の真相…

朝青龍はなぜ強いのか 宮脇淳子

朝青龍がモンゴル国会議員選に出馬表明し、また、被災地に激励に駆け付けるなど久々に我が国のマスメディアを賑わしております。 はたして、朝青龍は政治家として、活躍できるでしょうか? ご参考に、朝青龍・モンゴルに関しての研究成果をまとめた宮脇淳子…

銀行法務21 2011年 04月号

銀行法務21 2011年4月号が発売になりました。3月号から引き続いて、 「債権管理から考える債権法改正」をテーマに弁護士による座談会が記載されています。私も、その一人として議論に参加しております。今回は、消滅時効を中心に議論しております。ご参考に…

英文契約書の参考書

法務に携わる方は、日本語の契約書だけでなく、英文の契約書も取り扱うことがあると思います。 最近の本では、「英文契約書の基礎と使い方がわかる本」が使いやすいように思いました。英文契約書の基礎と使い方がわかる本[CD-ROM付] (貿易実務シリーズ)作者:…

債権法改正を考える

「債権法改正を考える―弁護士からの提言」が出版になりました。 弁護士のグループによる共著で、私も一部執筆を担当しました。債権法改正の現在の状況は下記URLをご覧ください。 http://d.hatena.ne.jp/n1516e/20110119/1295386933債権法改正を考える―弁護士…

バムとケロのもりのこや

島田ゆかさん、久々の新作です。著者の本を拝見すると気持ちがなごみます。バムとケロのもりのこや作者: 島田ゆか出版社/メーカー: 文溪堂発売日: 2011/01/01メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (40件) を見る

銀行員の転職力

先日著者にお会いする機会がありました。本書は銀行員へ転職を勧める内容ではありませんが、転職の機会に備えておくべきことを具体的に示してあります。実例を元にした記述となっておりますので、数ある転職本の中でも特に参考になります。 銀行員以外の方に…

新営業店の金融法務

銀行の実務家の方たちにより、具体的な事例に基づき、法務の対応が示されております。銀行などの営業担当の方には役に立つ実務書です。新 営業店の金融法務作者: 経済法令研究会出版社/メーカー: 経済法令研究会発売日: 2010/06メディア: 単行本 クリック: 2…

マンガでよくわかる 経済学超入門

先般、「小説で読む刑事訴訟法」を上梓したのですが、本書はそれ以上に読みやすい本です。 さすがに、マンガ部分だけではよくわからなくて、+講義でよくわかる立て付けです。マンガ+講義でよくわかる 経済学超入門作者: 木暮太一出版社/メーカー: 東洋経済新報…

小説で読む刑事訴訟法書評投稿頂きました

法学書院「受験新報」1月号に、法科大学院教授の書評を投稿頂きました。 ・身近に起こりうる事件を素材にして小説形式で読みやすい ・手続の流れに沿ってわかりやすく書いてある ・学生・大学院生は「ポイント解説」「注」も読むこと ・入門書なので、試験勉…

小説で読む刑事訴訟法ご感想ありがとうございます

先日、読者から送られてきた「読書カード」を編集者に見せて頂きました。地方からも届いており感激しました。学生の方からは「わかりやすい」とのご意見を頂いており、意図したことがまずまず実現できたかなと思います。しかしながら、至らない点がいろいろあ…

Twitterで英語をつぶやいてみる

「Twitterで英語をつぶやいてみる」はじめました!TWITTERで英語をつぶやいてみる (生活人新書)作者: 石原真弓出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2010/05/07メディア: 新書購入: 5人 クリック: 249回この商品を含むブログ (19件) を見る

小説で読む刑事訴訟法

今月上梓した小説で読む刑事訴訟法。おかげさまで、いろんな方から感想をいただいております。学部生・ロー生の方からは、「読みやすい」「入門書として利用する」といったお声を、また、一般の方からは「小説としてもおもしろい」「法律家の世界がわかる」と…

知的財産権侵害訴訟

知的財産権侵害訴訟を学ぶのには、使いやすい本です。細かな実務の説明もありますから、実用書として使えます。専門訴訟大系〈2〉知財訴訟 (専門訴訟大系 第 2巻)作者: 久保利英明,北尾哲郎出版社/メーカー: 青林書院発売日: 2010/05/01メディア: 単行本 ク…

「小説で読む刑事訴訟法」朝日新聞の広告

10月17日(日)付けの朝日新聞に、拙著「小説で読む刑事訴訟法」の広告掲載されました。ご好評いただいておりまして、お陰様で、増刷も決まりました。 小説で読む刑事訴訟法―難解な刑事訴訟法を楽しく学ぶ入門書作者: 中根敏勝出版社/メーカー: 法学書院…

「小説で読む刑事訴訟法」好評!

先日刊行されました「小説で読む刑事訴訟法」は、難解な刑事訴訟法を楽しく学ぶ入門書です。お蔭様で、好評いただいております。以前の勤務先でご一緒させていただいておりました、社労士の瀧本先生のブログでも「司法試験を目指す法学部生、未修のロースク…