家政婦は見た!21 平成21年2月11日再放送

家政婦は見た!市原悦子さん演ずる家政婦が、派遣先の家庭で見聞した秘密を暴くドラマですが、第21作では破綻したデパート債権者が役員の責任財産保全の為に、その役員の私財に対して仮差押をかけたところ、既に役員は連帯保証債務を負っていた別の債権者に保証債務を履行して、あらかたの財産が消失していたと言う場面がありました。その役員が財産の隠匿をする目的で別の債権者と結託して保証履行を装っていたものです。債権者としては、法的整理後は否認権、それ以前は債権者取消権として、財産を取り戻す方法が制度上はありますが、このドラマのような場面ではなかなか取り戻しも難しいなと考えられました。
もっとも、ドラマの中では結託したはずの相手にまんまと財産を奪われて、寂しい晩年を送るという結果になりました。

家政婦は見た!―石崎秋子のぞき見日記

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