ゴールデンウイークの過ごし方その1松本清張展生誕100年 巨匠の足跡

作家の故松本清張さん(1909−92年)の生誕100年を記念した企画展「松本清張展−清張文学との新たな邂逅(かいこう)」が11日、世田谷文学館(世田谷区南烏山1)で始まる。社会派推理小説の草分けとして数々の名作を残した巨匠の足跡をたどりながら、小説を原作とした映画も堪能できる。

 企画展では、女優米倉涼子さん主演でテレビドラマや舞台にもなった「黒革の手帖(てちょう)」や、芥川賞作品「或(あ)る『小倉日記』伝」などの生原稿や取材ノートなど約三百点が展示される。

 代表作である「砂の器」に関連するものでは、松本さんが方言指導を受けたことを示す島根県奥出雲町のそろばん製造会社の営業日誌が初公開されるほか、脚本家橋本忍さんによる映画の台本とシナリオ草稿なども公開される。

 文学館の担当者は「推理小説だけではなく、現代史や古代史など幅広い分野の作品を残した松本さんの旺盛な好奇心を知ってほしい」と話している。(2009年4月10日東京新聞

今年のゴールデンウイークはまとめて時間が取れるチャンスですから、主に調べ物・書き物などをするつもりです。
その合い間に、いくつか連休企画を楽しみたいと考えています。その中のひとつとして「松本清張展」にて松本清張の旺盛な好奇心の一端をしのび、清張作品をいっそう楽しみたいと思います。