カルビー、ペプシコ・インクと資本提携

カルビーは24日、「ペプシコーラ」で知られる米国の大手食品メーカー、ペプシコ・インクと資本・業務提携を結んだと発表した。ペプシコカルビーが行う第三者割当増資を引き受け、カルビー株の20%を取得する。カルビーは、ペプシコが100%出資する菓子メーカー、ジャパンフリトレー茨城県古河市)を買収する。カルビーペプシコは原材料の調達や、商品の研究開発などで協力していく方針だ。カルビーは「かっぱえびせん」と「ポテトチップス」が主力。ジャパンフリトレーは1957年に日本初のポップコーンメーカーとして創業し、現在は「ドリトス」や「チートス」などペプシコのコーン菓子を国内向けに製造・販売している。(2009年6月24日読売新聞)

ペプシコが、カルビー株の20%を取得しますが、このような少数株主となるだけでは経営の主導権を握れません。
しかし、資本提携を結ぶことにより、業務提携のチャンスが出てきます。ペプシコの発表資料によると、カルビージャパンフリトレーの有する「ドリトス」や「チートス」などペプシコのコーン菓子を扱うことができ、ペプシコは「かっぱえびせん」と「ポテトチップス」を扱い消費者のあらゆるニーズを満たすべく、相互補完を目的としているようです。
カルビーは現在も創業家が主要株主の会社ではありますが、今回の第三者割当を期に、今後の業務の展開を注目したいと考えます。