突沸

電子レンジやガスコンロなどで飲み物や食べ物を温めた際に、突然、沸騰する「突沸」(とっぷつ)という現象が起きて液体が飛び散り、やけどをする事故がこの3年間に12件報告され、NITE=製品評価技術基盤機構は、事故の再現映像を公開して注意を呼びかけています。「突沸」は、液体が沸騰する温度・沸点を超えても気化せずに外から何らかの刺激が加わることで急激に沸騰する現象で、飲み物や食べ物を温めた際に起きることが知られています。NITEによりますと、おととし4月から先月までに「突沸」でやけどをしたという報告が12件あったということで、注意を呼びかけるため再現実験を行い、その映像を公開しました。実験はふだん何気なく行っている場面を想定し、例えば電子レンジで温めた熱湯でインスタントコーヒーを作ろうとしたとき、粉末を加えた瞬間、突然沸騰を始め、熱湯がコップから飛び散りました。このほか、冷めたみそ汁をコンロの強火で急激に加熱したときや、カレーのルーを電子レンジで温めたときに突沸が起きる様子などが紹介されています。NITEの長田敏さんは「『突沸』は、かき混ぜながらゆっくり加熱するなど、ちょっとした注意で防ぐことができるので家庭で気をつけてほしい」と話しています。(2009年9月3日NHKHP)


ニュースの映像は衝撃的でした。家でも電子レンジにまつわり似たような事件があったので、今後気を付けたいと思います。
独立行政法人製品評価技術基盤機構http://www.nite.go.jp/jiko/press/prs090903.html