取調可視化検討

千葉法務大臣は、容疑者に対する取り調べをすべて録音・録画するよう法律で義務づける「可視化」について、すでに制度を導入している韓国を年明けに訪問し、取り調べの現場などを視察することにしています。取り調べの可視化は、民主党政権公約でえん罪を防ぐための対策として、制度の導入を掲げており、法務省は、ことし10月、省内に勉強会を設置して、議論を行っています。これについて、千葉法務大臣は、すでに制度を導入している国の現状を確認するため、おととし、取り調べの可視化を本格的にスタートさせた韓国を年明けに訪問することにしています。千葉法務大臣は、来月6日から3日間の予定で、ソウル中央地方検察庁など関係機関を訪問し、録音機や録画機が置かれている取り調べ室を視察したり、現場の検事から直接話を聞いたりして、可視化を導入した場合の取り調べへの効果や、これまでに指摘されている課題などについて意見を交わすことにしています。(2009年12月21日NHKHP)

法制度について、大臣が韓国に視察に行くのは珍しいことですが、取り調べ可視化導入は弁護士会としても以前からの希望ですからぜひ実現してほしいと考えます。