【2010年の展望】さて、景気は?

政府は二〇二〇年度まで十年間の経済成長戦略の基本方針を決定。新成長戦略(基本方針)〜 輝きのある日本へ〜と題して実質2%を上回る成長と失業率3%台への低下を図ります。具体的重点分野として環境・エネルギー、健康(医療・介護)、アジア、観光・地域活性化をあげています。

http://www.meti.go.jp/topic/data/growth_strategy/pdf/091230_2.pdf

10年先を展望した戦略の方向としては全く異論は有りません。各重点分野とも、長期的な経済成長には是非とも必要な分野でしょう。2020年までの「成長戦略実行計画」(工程表)を6月にまとめるのはよいとして、さて、問題は首相が「計画をいくら作っても政治的な実行力がなければ絵に描いたモチだ。」と語っておられるように、長期展望とは別に現に行き詰っている景気をどのように立て直すのでしょうか。例えば、前政権の下で行われた政策景気(エコ特需、減税、補助金とか)は継続実行されるのでしょうか。それとも新たに具体案をつくるのでしょうか。早急に目先の景気対策も実施して頂かなければなりません。

ということで、このままでは2010年の景気の展望がないので、少しばかり展望をして見ましょう。

  1. 環境分野を先取り、リサイクルビジネス。例えばインクカートリッジを回収しインクを充填してリサイクルするビジネスなどがこのタイプです。
  2. 健康分野を先取り、シニア用のエンターテイメントビジネス。例えば若者が楽しんでいるエンターテイメントを、老人向けにカスタマイズしたものを提供する産業。シニア人口の増えた今はビジネスとして成り立つのではないでしょうか。
  3. アジア分野を先取り、国内投資優遇。アジアから日本国内へ投資を誘導するために、思い切った免税補助金交付を行います。
  4. 地域活性化分野を先取り、箱物設備投資再現。地域活性化といえば、やっぱり箱物を建設することか?

・・・・という初夢を見ました。