売り上げ落ち込み記録的

全国のデパートとスーパーの去年1年間の売り上げは、物価の下落が続く「デフレ」の影響で衣料品などを中心に深刻な販売不振が続いたことから記録的な落ち込みとなり、厳しい経営状況が続いています。日本百貨店協会によりますと、全国271店のデパートの去年1年間の売り上げは、前の年を10.1%下回って6兆5842億円となり、昭和60年以来、24年ぶりに7兆円を割り込みました。一方、日本チェーンストア協会によりますと、全国のスーパーおよそ8200店の去年1年間の売り上げも、前の年を4.3%下回って12兆8349億円となり、昭和63年以来、21年ぶりに13兆円を割り込みました。デパートとスーパーともに売り上げが記録的な落ち込みとなったのは、デフレの影響で消費者の買い控えが広がり、衣料品などを中心に深刻な販売不振が続いていることや、専門店などとの間で競争が激化しているためです。これでデパート、スーパーともに13年連続で年間の売り上げが前の年を下回ったことになり、長期の低落傾向に歯止めがかからない厳しい経営状況が続いています。(2010年1月22日NHKHP)

デパートとスーパーの販売不振が止まりません。銀座界隈では、西武有楽町店も閉店が決まったようです。人の流れがデパートから、専門店に流れているようで、デパートの販売不振は景気の影響もさることながら、構造的な問題とも言えそうです。一方、スーパーについても、1月26日放映のテレビ東京系「ガイアの夜明け」を見ましたが、お客さんを呼び込むためには多大な努力が行われているとのこと。店側からの努力なくしては、もはやものは売れないようです。

マーケティングの基本

マーケティングの基本