3D対応のゲーム機

国内の家庭用ゲーム機の販売が2年連続で減少していることを受けて、各社は、立体的なCGなどが楽しめる3D対応のゲーム機の開発などに力を入れて、需要の回復を目指すことにしています。市場調査を行っている「エンターブレイン」によりますと、家庭用ゲーム機とゲームソフトをあわせた昨年度の国内の販売額は、景気の低迷などの影響で5490億円にとどまり、前の年度を0.6%下回りました。中でもゲーム機の販売額は2年連続の減少となり、メーカー各社は、需要の回復を目指し、3D対応のゲーム機に力を入れています。このうち「任天堂」は、専用の眼鏡をかけなくても、手軽に立体的なCGなどが楽しめる3D対応の携帯型ゲーム機を今年度中に発売することを決めました。また、「ソニー・コンピュータエンタテインメント」も、ソニーが3Dテレビを発売することし6月にあわせて、販売中の家庭用ゲーム機が3Dのゲームソフトに対応できるよう機能を充実させることにしています。映像を立体的に映し出す3D技術は、ことしテレビに相次いで搭載されますが、3D化の流れは、ゲーム業界でも加速しそうです。(2010年4月4日 NHKHP)

 3Dテレビは、3D眼鏡をかける必要がありますが、3DSは3Dスクリーンを搭載し、特別な眼鏡を必要としないようです。日常生活に眼鏡を使用する者にとっては、3D眼鏡は煩わしそうなので、眼鏡の要不要の別が購買意欲に大きく関わって来そうな気がします。