日中のGDP

竹中元経済財政担当大臣の講演を聴く機会がありました。もう今は「公人ではないので、言いたいことを言う」との前提で、今の政府は、早くデフレ円高対策をすべきだとか、日銀法を改正して金融政策を日銀の権限と責任で出来る様にすべきであるとか、ごもっともなご意見を述べておられました。
最も印象に残った話としては、現在日中両国のGDP(国内総生産)は拮抗しておりますが、今後も中国が年8%の成長を続ける一方で、日本が1〜2%の成長率にとどまる場合には、単純計算で7〜8年後には中国のGDPは日本のそれの倍になるとのことです。確かにその通り。日本は、自国の倍の規模のGDPを有する巨大国家と隣り合わせることとなります。今後はそのメリットを生かす事を考えていかねばならないでしょう。つまり中国中心の共同経済圏からはじき出されない様に考えていくべきではないでしょうか。