新司法試験三振の前に

先日、新司法試験の合格発表がありましたが、法科大学院修了後5年以内あるいは3回以内に合格しないと、受験資格を失ってしまいます。特に3回失敗して資格を喪失すると俗に「三振」といわれています。三振しても、諦めない方は司法試験予備試験に挑戦または再度法科大学院入学から再挑戦することができますが、その場合は何が失敗の原因であったかしっかり総括しておかないと失敗を繰り返す事になりますから十分心得ての挑戦であることをお勧めします。
さて、下記URLに三振した方の人数が示されていますが、その内にも、現在も再挑戦中の方もかなりいらっしゃるでしょうから、実数は数百人でしょうか。現状、個々の実情の元で就職先を見つけることができていると思われますが、この人数が増えてくると就職が困難になってくるのが予想されます。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000082033.pdf

そこで、就職を考えると三振しない内に撤退することも、検討が必要になってきます。但し、お断りしておかなければいけないのは、就職してから2回目3回目の受験を考えている方には、想像以上に困難な状況出の受験となることを認識する必要があるということです。勉強時間の確保が困難になるからです。
一回目に失敗した方は、三振まで受験するか、就職するか、就職しつつ再挑戦するか、悩む所ですが、正解は個々人の状況により異なります。援助いただいている方とよく相談して結論を出してください。また、結論を出した以上は全力で頑張ってください。