チリ鉱山安全配慮義務違反

69日に及ぶ過酷な地底生活を耐えぬいての「奇跡の生還」。約1時間後には、2人目の作業員マリオ・セプルベダさん(40)も救出され、全員帰還への期待が高まった。セプルベダさんは地底から持参した袋から、岩のかけらを出迎えた大統領や地上の作業員らに渡した。地底生活の「土産」らしい。妻や作業員らと抱き合い、「マリオ、マリオ」とコールされるなか、派手なガッツポーズで喜びの声を絶叫した。(2010年10月13日読売新聞)

関係者全員が無事に生還し、世界中が見守った悲劇を歓喜へと転開しました。当事者全員の忍耐や関係者の努力は並々ならないものがあったと想像されます。
しかし
話題に水をさすようで無粋ではありますが、法的には国や会社の補償問題が待ち受けております。報道によれば、以前からこの鉱山では安全性に問題があったり、作業員の事故が繰り返し発生していたようです。鉱山ですから、一定の危険性はありますけれど、落盤の危険を招いた責任は厳しく問われそうです。
今後、作業員などの関係者などからどのような主張が出てくるか。これからが大変です。

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