製薬会社「2010年問題」

世界の大手製薬会社が「2010年問題」に直面している。2010年問題とは、ブロックバスターと呼ばれる年間売上高1000億円以上の超大型医薬品の多くが米国で2010年前後に特許が切れる問題をいう。特許が切れると劇的にジェネリック医薬品に置き換わるため、大手製薬会社の売上高も大幅減が避けられない。新薬開発が急務となる中、大手製薬会社は「創薬ベンチャー」との連携を強化することで打開しようとしている。(2010年10月13日 読売新聞)

2010年問題に直面している製薬会社は、自社開発だけでは新薬開発に限界がありますので、創薬ベンチャー買収・提携を活発化させています。特に、「バイオ医薬」「抗がん剤」の分野で創薬ベンチャーとの提携案件がみこまれています。創薬ベンチャーも、VCからの資金調達が限られることから、大手製薬会社との提携も視野に入れることがあります。

バイオ知財入門―技術の基礎から特許戦略まで

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