冤罪 父と子の旅路

  • あらすじ 柳瀬光三(橋爪功)は、一家強盗殺人事件の罪で死刑判決を受け、獄中で死刑執行を待つ身。犯行に使用された凶器の包丁は発見されなかったが、柳瀬の自白が決め手となり死刑の判決を受けたのだ。そんな柳瀬の再審請求を河村礼菜(宮本真希)が依頼してきた。礼菜は、柳瀬の別れた妻・あかね(市毛良枝)の娘だった。依頼を受けた弁護人浅利祐介(中村俊介)は、実は、28年前のその事件で惨殺された一家ただ一人の生き残りだった。祐介は柳瀬に接見に行き、会いたくないという柳瀬を、看守の森下(伊吹吾郎)が説き伏せ、接見室で二人は対面する。その後、祐介は、事件の詳細を調べていく内に、自分と柳瀬のある関係に気づく…。
  • 感想 冤罪という重いテーマをモチーフにしたドラマ。BSでの再放送を視聴しました。子を思う親の心が冤罪を作り、他方、親たちを思う子供たちの心が冤罪を晴らします。弁護士としての職業柄からの意見としては、たとえ被告人本人が冤罪を望んだとしても、決して冤罪を正当化してはいけないと思います。

父と子の旅路 (双葉文庫)

父と子の旅路 (双葉文庫)