映画「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」

  • あらすじ 同僚の女性を殺した罪で死刑宣告を受けた元大学教授のデビッド・ゲイル。死刑執行3日前に、手記を書くように記者に依頼する。依頼を受けた記者は、ゲイルから話を聞くうちに彼の無実を確信し、冤罪を立証しようとする。
  • 感想 冤罪・死刑制度廃止をテーマにした重い映画です。わが国でも、足利事件など冤罪であった事件がいくつか明らかになっていますが、仮に、冤罪の被告人が死刑執行されてしまったら、取り返しのつかないことになる、だから死刑制度は廃止すべきであるというロジックのようでです。冤罪を起こさないように、取り調べ可視化など制度整備をすべきことは言を俟たないのですが、だから、死刑は廃止というロジックには賛成しかねます。冤罪による死刑を避けるためには、死刑囚の再審を柔軟に検討するなど制度整備をすべきであって、死刑制度の可否は別に検証すべきでしょう。
    冤罪 ある日、私は犯人にされた

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