警察官や銀行協会の職員を名乗る詐欺

警察官や銀行協会の職員を名乗り、預金通帳やキャッシュカードを受け取った後、現金を引き出す手口の詐欺が、都内で急増している。この手口による被害は、7月21日〜8月13日に13件、計約1100万円に上り、警視庁は注意を呼びかけている。同庁によると、中野区の70代の女性の場合、7月22日昼過ぎ、「中野署員」を名乗る男から「あなたの銀行口座が振り込め詐欺に使われた。銀行協会からも問い合わせがいく」という電話がかかってきた。続けて、銀行協会職員を名乗る男からも「あなたのカードを受け取りに行くため、担当者を向かわせる」という電話が入り、最初の電話から約1時間20分後、担当者を装った男が自宅を訪れたという。男は「指紋認証システムに変えた方がいい」などと偽って、女性から銀行口座の暗証番号を聞き出し、カードを持ち去った。女性は翌23日、だまされたことに気付いたが、約250万円が引き出されていたという。同庁幹部によると、被害者は60〜70代が多く、1本目の電話は、地元警察署の警察官を名乗っていたという。大半は、最初の電話から1〜2時間後に銀行協会の担当者役の訪問を受けており、同庁は「訪問役が来れば逮捕のチャンス。警察官を名乗る不審な電話があれば、すぐに連絡してほしい」と呼びかけている。(2009年8月16日 読売新聞)

巧妙な手口で、被害者は詐欺であることに全く気が付かないようです。
詐欺に遭わないために、警察官や銀行協会の職員が、預金通帳やキャッシュカードを受け取ることなどあり得ないと覚えておいて下さい。

全銀協HPより
http://www.zenginkyo.or.jp/topic/hanzai/
http://www.zenginkyo.or.jp/topic/sagijiken_usejba/index.html