法医学教室の事件ファイル29

  • あらすじ 湊女子大理事長の円(志水季里子)が自宅で遺体で発見され、監察医の早紀(名取裕子)は県警警部である夫の一馬(宅麻伸)と共に現場に急行する。遺体発見者は早紀の高校時代の同級生で同女子大教授溝口(羽場裕一)。円の夫で医師の杉山(佐戸井けん太)は妻の遺体を改め、狭心症の発作で死亡したとの結論を下す。円は心臓が弱く、彼が薬を処方していたという。しかし、円の遺体を解剖した早紀は死因は狭心症の発作だが、何者かが故意に狭心症を引き起こしたと見抜き円は殺されたと結論づける。
  • 感想 今回の事件では、主人公である早紀・一馬らの家族の絆の強さ、被害者側の家族の絆、さらに容疑者らの家族の絆が問われます。日常は意識しない家族の絆が、殺人事件という非日常においてこそ、問われるのだと感じました。また、今回も、監察医である主人公が、警察に煙たがられながらも、本来の監察医の役割以上の捜査能力を発揮して事件を解決に導きました。本村弁護士の演技力は今回も必見です。