成田空港年間発着枠が22万回

成田2本目のB滑走路が昨年10月、2500メートルに延びて大型機発着が可能に。誘導路増設もあって増枠が実現した。増枠2万回のうち1万6000回は埋まった。国際線は、新規と増便で9400回。目玉は、急激に経済成長したペルシャ湾岸への直行便で、UAEのドバイとアブダビカタールのドーハへ週17便が飛ぶ。成田国際空港会社(NAA)の関係者は、昨年11月にUAEの政府系企業が危機に陥った「ドバイショック」に肝を冷やしたが、その後もドバイ空港が利用客を維持しているのを確かめて一安心。予約は好調といい、森中小三郎・NAA社長は「日本は石油を中東に依存しており、ビジネス路線として期待できる」と強気だ。もう一つの柱は、地方からの国際線乗り継ぎ客のための国内線充実。既存8路線のうち小松、広島線などで増便し、全体では6600回多い2万1000回となる。路線数倍増も目指す。(2010年3月22日読売新聞)

成田の発着枠が増えて、地方への乗り継ぎ路線が便利になりそうです。しかし、韓国仁川空港も成田、中部、関西を除く日本の25地方空港に路線をもっており、仁川乗換で地方に行くのも便利なようです。
一方、羽田は今年10月の第4滑走路完成後は、前原国土交通相が羽田を24時間のハブ空港として優先整備する考えを示しています。
現在、海外からのお客様からは、「羽田は成田より便利だが、チケットが割高」との利用のされ方で、国際便に関する成田・羽田の棲み分けができているようですが、今後、利用者の利便性向上を目的に成田羽田双方の整備を進めていただきたいと期待します。