弁護士の超活用法と修習生の就職状況

週刊東洋経済に「弁護士の超活用法」が特集されています。弁護士の人数が増えたので、ユーザーの弁護士利用方法が変わってきたと言う特集。色々な記事がでていますが、修習生の採用と言う点では、就職希望者数>採用予定数であることが言われています。
確かに、近年、事務所側も採用の条件が変わってきています。(以下は一般論ですから、事務所によっては事情が異なることをお含み下さい、)
ここ数年、採用の多かった事務所では、過払い金訴訟を担当する弁護士として、新卒の修習生や弁護士経験の少ない弁護士を採用したのですが、過払い金訴訟も落ち着いてきたため、今後は業務経験豊富な弁護士を必要としているようです。したがって、採用人数を絞り込む傾向があります。
「新卒枠」が減ったことで、現在修習中の皆さんも就職活動に苦戦しているようです。ひとついえることは、これから就職する方は、必ずしも希望する職務内容・採用条件ではなくとも、経験を積んでステップアップするために、ぜひとも就職を勝ち取って、弁護士キャリアをスタートなさってください。

週刊 東洋経済 2010年 5/22号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2010年 5/22号 [雑誌]