法科大学院生き残りをかけて

W杯南ア大会も、ベスト16が出揃い、いよいよ生き残りをかけての引き分け無しの勝負が始まります。ここからが、本当の意味での闘いです。
ところで、法科大学院も「生き残り」が真剣な問題となってきました。

 文部科学省は、新司法試験の合格実績などに応じて法科大学院への交付金助成金の配分を変える制度を導入する検討を始めている。配分額を決める基準を近く作り、2011年度にも実施する。統廃合に向けて本格的にかじを切る。中央教育審議会の特別委員会が3月、改善がみられない大学院への公的支援の見直しを提言したことを受けた。配分の基準は合格率や入試の競争倍率などを想定、今秋の試験結果なども踏まえて導入時期を決める。(2010/6/21日本経済新聞

文科省は、法科大学院には司法試験の受験対策を禁じながら、結局、合格率を評価基準とする姿勢なんですね。
それでは、各法科大学院は生き残りを図る為には、合格率至上主義でいくしかありません。まず思いつく対策としては、修了生の[仕分け]が必要になってきます。例えば、修了生の内、合格確実な者、合格可能性のある者に対して、それぞれ応分の支援をする一方、一定の学力以下の人には、受験を禁じるとか・・・

新司法試験論文過去問解説と合格者の答案 労働法 平成18~21年度

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