ヤマハ電動バイク「EC―03」発売、ホンダは二輪車値下げ

ヤマハ発動機は14日、電動バイク「EC―03」を、9月1日から順次発売すると発表した。価格は25万2000円で、販売台数は年1000台を見込んでいる。2011年からは台湾と欧州でも順次、発売する予定だ。電動バイクを巡っては、ホンダが12月から国内の企業や個人事業者向けにリース販売する予定で、今後普及が進む可能性もある。「EC―03」は、リチウムイオン電池でモーターを回して走り、走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しない。車体の大きさは排気量50ccの原付きバイクとほぼ同じで、原付き免許で運転できる。家庭用の電源で充電できるプラグインタイプで、約6時間の充電で43キロ・メートル走行できる。リチウムイオン電池三洋電機製を採用した。(2010年7月14日読売新聞)

ヤマハ発動機は、電動バイクを、9月1日から順次発売すると発表しました。台湾と欧州などへも輸出する予定とのことです。電動バイクでは、お隣の中国では都市によってはガソリンエンジンのバイクが規制されており、電動バイクが広く使われているようです。
二輪車もEVの時代が来るのでしょうか。
一方、ガソリンエンジンのバイクについては、ホンダが、二輪全車種の値下げに踏み切るようです。 

ホンダが、二輪全車種の値下げに踏み切るのは、数年おきの全面改良時などに高機能化や環境対応を強化し、車両価格を引き上げてきた販売方法を、デフレの長期化で見直さざるを得なくなったことを意味する。二輪各社は2006〜08年に、二輪車の排ガスに含まれる一酸化炭素(CO)や窒素酸化物(NOx)などの排出規制が強化された際に、燃費を向上させる電子制御式の燃料噴射装置を搭載し、排ガス浄化装置の性能を高めた。この時も、二輪各社は、上昇した生産コストを販売価格に上乗せした。ホンダの場合、販売価格は規制強化前より1〜2割高くなった。ホンダは、この大幅な値上げが二輪車の販売低迷に拍車をかけたとみて、値下げの目標価格を2000年に設定した。(2010年7月4日読売新聞)

 二輪車は、排ガス規制をきっかけに車両価格が引き上げられてきた経緯がありました。
今後電動バイク、ハイブリッドバイクが販売され、こうした「エコバイク」をきっかけに、バイクが注目を浴びるようになると、二輪車復権」を期待したいとのことでしょうか。価格引下げで、市場拡大を図るということのようです。

オートバイ 2010年 08月号 [雑誌]

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