企業法務で最も重要なことは

企業の法務相談を受ける弁護士として最も重要なことは、相談側の会社のキーパーソンがどのように考えているか?と言う点でしょう。
直接ご相談を受けるのは、企業の法務担当役員、あるいは同担当部長・課長と言うお立場の方が多いのですが、最終的に決裁するのは社長ということになると、相談相手が社に戻って社長に説明することを念頭に相談をしなければなりません。
相談内容自体(会社の権利は?義務は?)を考えるのは比較的問題がないのですが、それに比べて、社長の理解を得るためにどうしたらよいかを考えるのは大変難しいですね。なるべく、決裁者と会ってお考えを把握しておくことが良いのですが。

小説で読む会社法―ドラマ・企業法務最前線

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