第87回東京箱根間往復大学駅伝

往路2位の早稲田大が6区で逆転し、10時間59分51秒の大会新記録で18年ぶり13度目の総合優勝を飾った。出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝と合わせて、史上3校目の学生駅伝3冠も達成した。復路の優勝も早稲田大。2位は3連覇を狙った東洋大で、早稲田大との21秒差は優勝と準優勝のタイム差としては史上最小。(2011年1月4日 読売新聞)

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。本年最初の書込みは、箱根駅伝です。当方移動中の車中で視聴しました。
ともに優勝候補の早稲田と東洋との往路での差は僅か27秒。抜きつ抜かれつのレース展開を期待しましたが、6区で早稲田が先行し、そのままリードを保ってゴールインしました。しかしながら、優勝と準優勝のタイム差は21秒。10区間で割れば、一人あたりは2秒ということになります。チーム競技である駅伝は、個々の選手の貢献度は見え難い競技ですが、選手達は自分の役割をしっかり認識しているようです。復路で区間賞を取った東洋の選手たちが、「もう少し頑張れば」とコメントしていましたが、自らの力で劣勢を打開したいという気持ちが伝わってきたのが印象的でした。結果的には、あと2秒縮めれば逆転できたと言うことでしょう。早稲田の立場で言えば、その差を次のランナーにつなげようとの決意が伝わってきました。