筆頭株主が自社である会社は過去最多
市場から自社の株式を買い付けた結果、自らが筆頭株主となっている企業が過去最多の水準になっている。昨年9月末時点で181社と2006年の92社から4年でほぼ倍増。業績回復を受け、株価テコ入れや株主配分の強化を目的とする自社株買いが広がった。企業が保有する自社株(金庫株)はM&A(合併・買収)など企業再編にも活用できるため今後の扱いが焦点となりそうだ。(2011/2/21 日経新聞)
日経新聞1面記事より。
自社株(金庫株)は発行済み株式を減らす消却のほか、再放出による資金調達やM&A手段の一つである株式交換、ストックオプションにも利用することができます。したがって、投資家からは、自社株取得は好意的に受け止められることが多いのではないでしょうか。しかしながら、株式市場では「金庫株の有効活用を厳格に求める投資家と企業の意識に温度差がある」との指摘もありますので、金庫株取得にあたっては、金庫株活用方法についての、投資家向けのアナウンスも重要となって来ましょう。
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