銀行を退職し弁護士へ転身

勤めていた銀行が破綻(はたん)し46歳で司法試験に合格、弁護士として再出発した相沢寛さん(51)が守谷市唯一の法律事務所を開いて1年になった。つくばエクスプレス開通で都内との行き来がますます盛んになる守谷市で、「東京レベルの法律サービスを提供したい」と意気込んでいる。(2009年4月12日 読売新聞)

長銀を退職した後に、旧司法試験で合格されたようですが、多様な弁護士を輩出することを目的としている現在の法曹養成制度にもふさわしい方と考えます。

特に、試験の際「社会経験を積んでいたので、何を聞きたいのかよくわかった」ことや、「銀行マンとして培った人生経験は若い弁護士にはない武器」である事は間違いないですし、「法律事務所のなかった守谷市に法律事務所を」開く着眼などもビジネス経験をお持ちの方ならではの発想でしょう。「貯蓄を取り崩しながらの受験生活はいつ合格するかわからず、精神的にきつかった」貴重な経験をされたことも、弁護士業をする上で大変重要なご経験でしょう。

今後、弁護活動・会務活動などでご一緒出来る機会があれば、先生のご経験から多くのことを学ばせて頂くチャンスを賜りたく思います。