北桜37歳6月で十両復帰

十両復帰が決まったのは、西の幕下筆頭で4勝3敗と勝ち越した北の湖部屋北桜です。37歳6か月で名古屋場所を迎える北桜は、元小結・大潮の39歳5か月に次ぐ戦後2番目の高い年齢での十両復帰となります。北桜広島県出身で、豪快な塩まきや、気さくにファンに接する明るいキャラクターで人気が高く、十両以上のいわゆる関取では最年長となります。大相撲名古屋場所は、7月12日に初日を迎えます。北桜は、東京・江東区北の湖部屋で記者会見し「幕下に落ちたときは引退も頭をよぎったが、家族と話をして辞めないことを決め、頑張ってきてよかった。幕下では、自分の限界に挑戦する戦いでした。来場所は、感謝の気持ちを忘れずに、塩まきでもお客さんの声援に応えたい」と話していました。(2009年5月27日NHK HP)

十両復帰に向けてのご本人の努力は並の努力ではなかったでしょう。努力を長く続ける姿勢には頭が下がります。そして、何よりご家族の支えが素晴らしいと感じました。奥様のバックアップ、そして高校生であるお嬢さんの励ましが素晴らしいと感じました。お嬢さんは、楽天イーグルスの岩隈投手の本を薦めたそうです。「冬は必ず春となる」とは「桜」四股名につく北桜関にはまさにぴったりの励ましだったようです。

絆―冬は必ず春となる

絆―冬は必ず春となる