スポーツ大陸夢かなうまで戦うバスケットボール 大神雄子

目にもとまらぬ早業でボールを奪い、シュートを放つと見せかけて全速力のドリブルで抜き去る。大神雄子(26歳)、日本の伝統「スピードバスケット」の申し子だ。大神は、世界のトッププレーヤーが集うアメリカの女子プロバスケットボールリーグ・WNBAに、2008年、初めて挑戦した。控え選手だったものの、自分のスピードと変幻自在な攻撃力が世界に通用する手応えをつかんだ。アメリカでのレギュラー入りは、男子も含め、誰も成し遂げていない悲願。2009年、大神は再びその夢に挑んだ。
 しかし、大神は今年2月のゲーム中に左手首を骨折し、今もまだボルトが入ったままである。さらに、所属チームでは激しいポジション争いが待っていた。今年移籍してきたテミカ・ジョンソン選手は最大のライバル。身長160cmで大神と同じくスピードが武器。かつて新人王を獲得したWNBAを代表する司令塔だ。日本のお家芸であるスピードバスケで日本人初のレギュラーの座をめざした大神。しかし、レントゲン上では順調に回復していたはずの左手首は、悲鳴を上げつつあった…。(NHKHPより)

スポーツ大陸は、スポーツの結果よりも、アスリートのパーソナリティに着目して、スポーツの魅力をアピールするNHKの番組です。
今回は、女子プロバスケ大神選手のWNBAへ挑戦する姿がクローズアップされています。彼女の今年のWNBAへの挑戦は、怪我もあって、思うようにいきませんでした。しかし、WNBAへの挑戦は夢がかなうまでまだまだ続きます。彼女に限らずに、夢をあきらめない人は強いと思います。夢を実現するまで、挑戦する姿は見る人を引き付けます。プロスポーツは、見せるためのスポーツでもありますから、そういった姿を見せ続けていただく間は、是非応援していきたいと考えます。