住信SBIネット銀本人限定受取郵便で口座開設

住信SBIネット銀行は26日から、インターネット上の手続きだけで口座を開設できるサービスを始める。日本郵政グループの郵便事業会社が扱う「本人限定受取郵便」を利用し、キャッシュカードを送るときに免許証などで本人確認する。口座開設までの時間短縮やコスト削減につながるため、他の銀行やクレジットカード会社などにも広がりそうだ。本人限定受取郵便は4月に始まったサービス。配達時に免許証や保険証などの提示を求めて受取人本人かどうかを確認し、確認書類などの内容を発送元に伝える(NIKKEI NET2009年7月26日)

犯罪による収益の移転防止に関する法律により、特定事業者が特定取引を行うに際しては、当該顧客等について、本人確認を行わなければならない(同法4条)とされています。
銀行が預金開設の際に、本人確認書類を要求しているのもこれにあたります。現状、運転免許証のコピーや公共料金の領収書などが必要とされ、煩わしい手続となっています。この手続に、日本郵政が扱う「本人限定受取郵便」を利用すれば、簡便に本人確認ができるのにと以前から思っていましたが、コスト面の問題があったのでしょうか、なかなかそういった銀行は現れなかったように思います。
同行の事務がうまく機能すれば追随する銀行その他の業者も現れるでしょう。