新幹線利用者は減少

高速道路料金の値下げなどで新幹線の利用が減ったため、JR3社のことし4月から6月までの決算は、最終的な利益が、いずれも四半期としては過去最大の減少率を記録しました。発表によりますと、JR西日本のことし4月から6月までの決算は、グループ全体の最終的な利益が41億円と、去年の同じ時期より74.3%減少しました。また、JR東海は308億円と、44.5%減少し、JR東日本も377億円と40.8%減って、3社とも四半期の決算としては、最終的な利益が過去最大の減少率となりました。これについてJR3社は、景気の悪化に加え、大型連休中に新型インフルエンザの感染が広がったこと、高速道路料金が大幅に値下げされた影響で、収益の柱となる新幹線の利用が大幅に減少したことなどによるものだとしています。JR3社では、新幹線の利用がピークとなるお盆などに、料金が値下げされる高速道路を使う人が増えることが予想され、来年3月期の通期の決算は減収減益になる見通しだとしています。(2009年7月30日NHKHP)

最近、新幹線の予約の際、満席だったことはあまりないように思います。お盆の時期でも同じですね。
お盆については、高速道路は8月は土日に加えて、6、7、13、14日の木、金曜日も千円に値下げになるのですから、高速を利用する方が増えるのも当然でしょう。
ただ、鉄道各社の収益が大幅に減るようだと、運賃の値上げが起きるのではないでしょうか?なるべくなら、新幹線でも値上げでなく飛行機のような各種値下げプランを導入するなどして、利用者増による収益増を考えて欲しいところですが。

最速への挑戦―新幹線「N700系」開発

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