返済猶予法（中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律案）

この法律については、借手の方から貸出条件変更を要請したら、二度と新規融資が受けられなくなるとか、条件変更以上の（例えば債務免除などの)要請ができにくくなるとか、その実効性やデメリットに疑問が残るので、野党が審議不足を主張するのはもっともである事は否めません。しかし、与党の側の立場から見れば早期立法を図ったとの見方もできましょう。
立法される以上は、弁護士としてクライアントに有利に使えるかどうか検討してみたいと思います。

検証 中小企業金融―「根拠なき通説」の実証分析

中小企業金融入門