司法修習生の就職

新司法試験の合格者が9日発表された。合格率25%の難関をくぐり抜けた2074人の合格者。今後1年間、司法修習生として実務経験を積んだ後、多くは弁護士として活動することになる。華やかなイメージで語られがちな弁護士だが、法曹人口の急激な増加などで就職環境は年々悪化。合格に歓喜の声を上げたのもつかの間、再び限られた弁護士事務所の採用枠をめぐる競争が待ち受けている。(2010/9/12日経新聞)

現在の司法試験制度が設計された時点では、合格者3000人で合格率7〜8割、法曹人口が急増するも弁護士ニーズ拡大により就職難は想定されていない、ロースクールの学費の支出も就職すればすぐに回収できるという設計だったのでしょうか。
現実は、景気低迷で法律事務所の採用抑制、法律事務所以外の企業内弁護士やそれ以外の就職先の拡大も進んでおらず、結果的に就職難で限られた採用枠をめぐる競争という状況になっています。
厳しい現実ですが、限られた採用枠をめぐる競争は弁護士に限らずすべての求職者に共通の事態です。
このような事態にどう対処するかですが、個別の関係者には具体的にアドバイスさせていただいておりますが、一般論としてはご自身のおかれた状況を踏まえ、知恵を絞って対処下さいとしか言いようがありません。難関の司法試験を乗り越えられた皆様には是非就職活動でも勝利を勝ち取っていただき、後輩たちの道筋も合わせて開拓頂きたいと思います。

社内弁護士という選択―インハウスカウンセルの実際の仕事を描いた15講

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「弁護士のためのマーケティングマニュアル」弁護士大増員時代を生き抜く手法を解説!

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