クラウドの普及による在宅勤務の成功術

社員が様々な場所で働いていても業務をスムーズにこなせるようにするため、スケジュール管理や事業決裁などの仕組みにはすべてクラウド上のシステムを使った。一部、自社に合わせたカスタマイズが必要だったが、インフラは格安で構築できた。オフィスの賃借料や社員への交通費など、コストは大幅に減った。
新たな働き方は子育て世代の女性の働き方も多様にした。中迎敦子さんは10月に育児休暇から職場復帰した。復帰を後押ししたのは仕事をする時間と場所の制約の少なさだ。子どもの体調が悪くて休ませなくてはならないときは自宅で働くことが可能。会議にもインターネット経由で参加できる。「コンサルタントの仕事は基本1人での作業。家の方が効率が上がる部分もある」。子どもを抱っこしながら自宅からネット回線を通じて会議に臨むときもある。[日経産業新聞2010年11月11日付]

ASP SaaSなど、クラウドの普及により、在宅勤務が進化しています。
従来から、IT関係など在宅勤務を推進してきた企業は多数ありましたが、必ずしも上手くいっていなかったようです。ひとつには、記事にあるように「制約が少ないからこそ、『これをやる』と自分で宣言して意識的に仕事をすることが大事」と、モチュベーションの意地が難しかったことがありましょう。
在宅勤務としても、完全放置ではなく、スケジュール管理や定例報告を通じての「緩やかな管理」がキーになりそうです。

企業経営に役立つ!ASP/SaaS徹底活用術

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