弁護士になるには

弁護士になる方法としては、以前とは異なり現在は司法試験に合格するしかありません。司法試験受験資格を得る方法は2つあります。

1 法科大学院を修了する
(1)法科大学院とは
法科大学院は、全国に開学されています。原則3年間の教育ですが、法学既修者については2年の短縮コースが設けられています。
(2)適性試験
法科大学院に入学するには、全国統一適性試験を受験する必要があります。今年は、5月と6月にそれぞれ実施され、どちらを受験しても良いし、両方受験して良い方を利用することができます。

2 予備試験
(1)予備試験とは
法科大学院を修了しなくても、予備試験に合格すれば、司法試験を受験することができます。予備試験は2011年から実施されます。ただし、司法試験受験に相応しい者を選抜する試験ですから、予備試験合格は大変狭い門となります。

通常は、1の方法を経由することになりますから、まず、適性試験を受験しなくてはなりません。
適性試験受験者数をみると
http://www.jlf.or.jp/jlsat/pdf/20110520.pdf
減少傾向にあります。
挑戦してみる価値はあると思いますがいかがでしょうか。

尚、司法試験に合格した後のルートは、通常は1年間の司法修習を経て最終試験に合格することで弁護士になりますが、実務・教職を経験することでこれに代えることもできます。