債権法改正の現状

このところ、民法(債権関係)改正についてのお問合せを受けておりますので、現状をまとめておきます。

  • 平成21年の秋に法制審議会民法(債権関係)部会が招集され、月1〜2回のペースで現在まで審議が続けられています。
  • 現在は、この4月を目途に「改正に関する中間的な論点整理」を出すための審議が続けられております。
  • 鎌田法制審部会長の見通しでは、中間論点整理に基づいて、パブリックコメントの手続きや、パブコメ以外でも弁護士会や実業界などでの研究・意見を吸収しながら、徐々に改正に向けて進めていくとのことです。
  • したがって、具体的なタイムスケジュールこそ提示されておりませんが、1〜2年の内に改正の骨格が見えてくるものと期待されます。
  • 私自身は、弁護士会や出版の企画で勉強する機会を得て、日々検討しているところです。

民法改正を知っていますか?―全容・諸論点早わかりQ&A

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